柳川川下りって、どんなもの?
柳川の川下りは「お堀めぐり」です。
柳川市は市全体に「お堀」が大規模に巡る「水路のまち」です。
これはもともと海に近く低いじめじめした湿地帯に「堀」を掘り、掘り起こした泥を盛り上げて乾田をつくり、「堀」は貯水池として生活用水、農業用水、さらには地下水を涵養し地盤沈下を防ぐなど、他に代替できない機能で、柳川の人々のくらしや柳川の土地そのものを支えてきました。
柳川の光や緑をそのまま水面に映し、清らかなやさしい水の流れであっても、力強く私たちを支えてくれる「堀割」を船頭さんのさす竿に任せて巡って行く、ひとときの舟旅が柳川の川下りです。
そんなお堀のやさしさに、身も心もゆだねてみませんか?
ぜったい、ぜったい、よかもんばんも。柳川においでめせ!
柳川の春
堀岸には鮮やかな桃の花をのぞかせて、柳の葉っぱも目覚めたかのように色づき始めます。
あたたかい日差しの中に、船頭さん自慢の舟歌を聞きながら、ゆっくり、ゆっくり、どんこ舟で…
2月11日~4月3日 柳川雛祭り さげもんめぐり
この時期、商店街や各施設などいっせいに雛飾りをしています。
「さげもん」とよばれる柳川ならではの雛飾りは、とても華やかできらびやかです。
女性はいくつになっても、この「さげもん」をみると、心踊らされます。
3月1日 水郷柳川お堀開き
水落し期間が終わると水門を一斉に開きます。
お堀開きの儀式を済ませると、水郷柳川の新たなシーズンの幕開けです。
お堀に清らかな水が流れ込み、また一年、私たちの柳川を力強く支えてくれます。
2024年3月17日(日) お雛様水上パレード
11:00~沖端水天宮を逆コース(川上り)で発船致します。稚児さん達のあどけないかわいさいっぱいで、水上がとても賑やかになります。川上りの船上から・コース沿道からの出逢いをお愉しみ下さい。
4月3日 流し雛祭
5月3日~5日 沖端水天宮祭
神社横の堀割に舟舞台を浮かべ、囃子や芝居が奉納されます。
柳川の夏
ギラギラした太陽の下で活気よく竿をさす船頭さん。お舟をスタートさせると、次第にお堀によりそう木々たちが太陽の光をさえぎり、自分たちが主役だと言わんばかりに、私たちになびいて来ます。
夏の暑さはいつのまにか忘れて、ゆっくり、ゆっくり、どんこ舟で…
5月下旬~6月上旬 花しょうぶと川下り
川下りコース沿いでお楽しみ頂けます。
7月~9月初旬 納涼船
暑い夏の夕涼み、水面に浮ぶ水上行灯のあかりに誘われ、団扇片手にお出かけください。
お弁当やビールの船積みも可能です(水上ビアガーデン)。
柳川の秋
真っ赤に燃えるハゼの並木。
紅く色づいた木々たちに囲まれて、静かに聞こえるのは、お堀の水面のせせらぎ。
秋の哀愁に、竿をさす船頭さんの舟歌は、日ごろの疲れを忘れさせます。
うなぎの香ばしい香りに誘われて、ゆっくり、ゆっくり、どんこ舟で…
9月・10月 満月の日前後 観月船
お月さまを観ながら一句と洒落てみませんか?
2025年9月8日、10月7日が満月です。(2026年9月27日、10月26日)
2025年10月11日~13日 おにぎえ
三柱神社秋の大祭で、山車が町中を練り歩き、沿道は人だかりで賑わいます。
大賑わいすることから訛って、「おにぎえ」です。
11月2日 白秋祭(ようきめしたのも)
柳川の有名人といえば、詩人、北原白秋。
亡くなる最後まで、故郷柳川への思いを詩い、後世にその作品を遺しました。
その白秋先生のご命日です。
柳川の冬
冷たい風が頬をつく冬は、暖かい火が恋しくてたまりません。
火鉢で暖めたこたつを舟に乗せ、みなさんをお堀の旅にご案内いたします。
元気な声は年中無休の船頭さんといっしょに、ゆっくり、ゆっくり、こたつ舟で…
12月1日~2月末日まで
暖かいこたつ舟で運航(雨天時は不可)
1月25日 白秋生誕祭
2025年2月12日16:00~21日10:00 城堀落水(堀干し)
めったに見ることのできない、「素っ裸の堀割」を観ることができます。
古くから、そして今も変わらず、惜しみない恵みをもたらしてくれている堀割と、
その恵みを永く守ってきた人々に感謝をこめて「水落し」を行います。
この期間は水門を閉じ、堀割の水を抜き、堀底に陽の光を透して干し、清掃や整備
(メンテナンス)を行い、お堀への想いを限りなく注いでいきます。
お堀のお休み期間です。「水落とし」は、永くお堀を守っていく水郷柳川にとって、とても大切な知恵なのです。
3月1日 水郷柳川お堀開き
お堀に清らかな水が流れ込み、また一年、私たちの柳川を力強く支えてくれます。